ご挨拶

第72回 手術手技研究会
会長 島田 光生
徳島大学 消化器・移植外科学 教授

メインテーマ:手術手技のSerendipity

このたび、伝統ある手術手技研究会の第72回当番世話人を務めさせていただくことになり、私のみならず教室や徳島大学外科同門にとりましても大変な栄誉と考えております。徳島での開催は1983年に旧第二外科の井上権治先生が第21回を主宰されて以来35年ぶりの開催ですので、教室と徳島大学外科同門会を挙げて周到に準備をすすめてゆく所存です。

今回のメインテーマは“手術手技のSerendipity”とさせていただきました。“Serendipity”とは一つの夢や目標を全力で追求する過程で、思いもよらないユニークな事象にぶち当たった時に、想定外だが新発見に近いものと認識する事であり、手術手技の向上にむけて新たで確かな工夫を見つけることともとらえられると考えます。この様な意味から主題は「技術伝承(教育)のSerendipity」と「手術ナビゲーションのSerendipity」といたしました。主題では、現在の外科を取り巻く厳しい環境の中で医療安全を担保しながら、いかに若手に匠の技や外科の魅力を伝えていくか、また新しい時代の手術手技のイノベーションために目覚ましい進歩をとげるAIやICTなどのテクノロジーをいかに応用していくかをしっかり議論したいと思っています。

ポスターには後述の大塚国際美術館にも“かけて”レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画「ウィトルウィウス的人体図」を採用いたしました。ダ・ヴィンチは絵を描く前に、被写体となりうる生物の内面・内部をより知ることによって、絵を美しく真実に近づけようとする目的から、人体の解剖に立ち会い自分自身でも人体解剖を行ったと言われています。この様に物事の本質を追求する姿こそ我々に求められることではないかと考えております。またこの絵画には黄金の人体比率やその他多くの謎が隠されているとされておりますので、是非とも謎解きをお楽しみいただければ幸いです。

今回のもうひとつのミッションは若手外科医のエンカレッジです。そのため初日午後のセッションでは若手発表の機会を多く設け、その後の大塚国際美術館での全員懇親会に若い外科医やその卵(研修医や医学生)にたくさん集まってもらい、荘厳な雰囲気の中で先輩の匠の先生方と大いに語り懇親を深めてもらおうと思っています。

温泉のあるリゾートホテルでの開催ですので、研究会で熱い議論を戦わせるとともに、日ごろの疲れを癒していただければ幸いです。教室員ならびに徳島大学外科同門会一同、プレミアムな“お・も・て・な・し”で歓迎する所存であります。

多くの先生方のご参加を心よりお待ちしております。

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